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総集編かと見まがう、盛りだくさんの初回 ~「いだてん~東京オリムピック噺~」第1話「夜明け前」~

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 明けましておめでとうございます。
 昨年4月以来の更新。
 本紙の読書情報コーナーにエネルギーを費していたら、こっちがまったく書けなくなってしまいましたが、新年を機に、またコンスタントに更新できるように頑張ります。

 2019年のNHK大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」第1話。

 とにかく盛り沢山の、総集編のような第1話。
 最初の印象としては、これはもう...嘉納治五郎物語でずっといってもいいんじゃないの? いってほしい!と思うくらい、役所広司さんがよかった。
 さすがの存在感。それに、何よりも見る人を感情移入させてくれる。
 そのまっすぐな熱さに情が移ってしまうというか。
 クーベルタン男爵の有名な「参加することに意義がある」を引いて説得しようとするところ、入院中の嘉納に可児が自費でつくった優勝カップを見せるところでは、嘉納から可児に伝染した熱さがこっちにも伝わって、ふっと涙が出そうに。
 予選会の選手が地下足袋で走る映像と相まって、なんだか「陸王」のテーマが流れてきそうな錯覚も起こりましたが。
 明治時代にもいた「ウザくてチャラい奴ら」である天狗倶楽部登場の下りは、知られざる近代史の面白ポイントをチャッと料理してみせる手並みにうならされました。
 問答無用で、見る人の心を引っ張っていく力技。
  いろんな意味で、さすがです。
 そして。
 ちょっと~主役は~? 勘九郎さんは~?と思ってたら、やっぱり最後に、出た!
 ゴールへと疾駆する、その顔には赤い隈取! 
 帽子の赤い染料が雨で溶けて顔に流れてたってのは史実のようですが、勘九郎さんの本領、歌舞伎における赤い隈取は勇気と正義と主役のしるし!
 この持ってき方、やるな~。
 
 大河ドラマらしからぬ、とかそういうのは全然オッケーだと思います。
 歴史に材をとりながら1年間の長丁場で物語を見せる、というのが大河の定義とするなら、その見せ方はすべてつくり手の自由裁量にすべきで、1年かけて「面白い」ものを見せてさえくれれば、オールオッケーです。
 第1話「夜明け前」、第2話「坊ちゃん」...?
 今回のサブタイトルはもしかして、近代文学シリーズですね。

 

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プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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