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初回の「船出」を堪能、先行きも楽しみ~「真田丸」~

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 三谷幸喜脚本、堺雅人主演のNHK大河ドラマ「真田丸」。
 
 第1回「船出」。
 通常よりも15分長く、放映時間は60分。
 しかし視聴者を飽きさせない、さすがの面白さでした。

 どの場面から物語は幕を開けるのか?
 と、ゲームを通じて戦国武将に詳しいYくんと話し合ったりしたけど、Yくんは10歳ぐらいの頃から成長過程を描いていくんじゃないかと。
 私は、三谷さんの大河における前作「新選組!」の時には、初回で彼等の栄光たる池田屋事件を描き、それから遡っていく方式だったから、今度ももしかすると、関ヶ原か大坂の陣の印象深い一場面を頭にもってきて、そこから遡っていくかも、と思ったんだけど。

 滅亡直前の武田方を離れる真田家。
 という、「船出」の言葉が象徴的に用いられる局面からの始まりでした。
 「真田丸」は船ではなくて砦の名前なんだけど。
 こうくると、まるで真田一族が一つの大きな船でもあるような。

 子役を用いての少年時代はなく、いきなり堺さんで真田信繁(幸村)登場。
 「清須会議」が大変面白くて印象深かったから、兄・信幸として大泉さんが出た時には、一瞬こっちが主役かと錯覚しそうになりました。

 真田兄弟、なかなかの存在感。
 まずはこの2人から見ていきたいと思います。
 
 不器用で生真面目、実直そうな兄に大泉さん、
 どっかいい加減ぽい、ちょっと人をからかうような言動が目立つ軽い弟に堺さん。
 私のイメージ的には逆のようで、そこが新鮮。
 
 堺さんの演技を最初に見たのは「新選組!」の山南敬助。
 クール、なおかつ温厚で誠実。
 細い声に不思議な存在感があった。
 初めてみるのに、初めてじゃないような。
 くっきりと印象的なキャラクターでした。

 それからやはり大河の「篤姫」、13代将軍家定。
 これは宮尾登美子さんの原作とはまったく違っていて。
 うつけのフリをしている、実は聡明な将軍。
 今回の信繁のコミカルな部分は、「うつけ」を演じていた時の家定をちょっと思い出させる。
 「半沢直樹」は、観たいなと思いながらも時間的にちょうど観れなくて。
 最後から2回しか観てはいないのですが。 
(原作は大変面白いです。最近3作目の「ロスジェネの逆襲」を読んだけど、大変面白かった。熱くて、そのうえ端正なものがあります)
 役柄と自身の資質をオーバーラップさせながら、何か新しい人間を存在させることのできる役者さんな気がします。熱くも冷たくもなれる。
 
 大泉さんは。
 俳優としての仕事をちゃんと観たのは、実は「清須会議」だけで。
 それまでは、むか~しパフィーがやってた深夜バラエティとか、「水曜どうでしょう」で観てた。
 あと、「千と千尋の神隠し」と「バケモノの子」の声の出演。
(勤務時間の関係で、「まれ」は観られなかった)
 でもこの自然な存在感というのが、なんだか器の大きさというか柔軟さを感じさせる。
 今回の真田信幸(信之)は、信繁とは対照的ながらも仲良し兄弟のようで。
 これから話の中で存在がどう大きくなっていくのか、楽しみです。
 
 そして、昌幸。
 演じるは草刈正雄。
 昔のNHK水曜時代劇「真田太平記」における真田幸村、今回はその父。
 重みと風格を感じさせながらも、飄々と明るい。
 まなざしが明るいんですね。
 口調が独特で、存在感には凄いものがありました。
 
 そして第1話をひとつの作品として見た場合。
 なんといってもこの人が大きかったですね。
 武田勝頼。
 演じるは、平岳大。
 私、今まであまり知らなかったけど。
 この回限りの出演にして、水際立った存在感を示してくれました。
 勝頼って、あんまりよく描かれることの少ない武将だと思うんですが。
 この勝頼は、静かで品のあるたたずまいが観る者を引きつけました。
 抑制のきいた演技で、しかも内からにじみ出る感情が視聴者にまで伝わる。

 大きく目を見開いて主君を見上げ、その言葉をじっときいていた信繁の目から涙がじわーっとあふれ立った時には、私も一緒に泣きそうでした。
 
 真田親子にゆかりのある和歌山県民としても、これからの展開を楽しみにしたいと思います。


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プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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