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26年後の「タッチ」...達也も南もいないけど~「MIX」1巻~

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ミックス.JPG 「MIX」1巻(あだち充著、小学館)。
 
 う~ん。
 迷ったけどやっぱ、買ってしまいましたね。
 もうど真ん中世代ですから。「タッチ」の。
 高校の時サンデーに連載してまして、カッちゃんが死んでしまった時にはちょっとしたセンセーションだったですね。
 少年漫画を読まない子も「タッチ」だけは読んでたし。
 私も当時は少女漫画ばっかりだったけど、「タッチ」と「うる星やつら」だけは読んでました。
 
 で、「MIX」。
 「タッチ」の世界観を受け継ぐ作品であり、舞台は26年後の明青学園。
 ごくごく単純に発想するならば、
 上杉達也と浅倉南の子供が成長し、明青学園に入学して野球部に...という設定かもしれませんが。

 しかし。
 1巻では、大方の「タッチ」ファンが期待したであろう達也や南の26年後の姿はまったく登場しません。
 犬が謎の人物?によってパンチと命名されたぐらいで...。

 26年前に甲子園で優勝したのは伝説となってて、その後野球部は長い低迷期が続いている。
 
 さて肝心の主人公達は。
 
 立花投馬。
 立花走一郎。
 ともに13歳。
 立花音美。
 12歳。

 中学生なんですね~。
 これは...かなりの長期連載になるのかな?
 3人はきょうだいだけど、血の繋がりはあったりなかったり。
 
 世界は「タッチ」と同一。
 男2人が双子じゃないけどおんなじ誕生日、ってのは「H2」。
 子供を連れた同士で再婚してきょうだいになった、ってのは「みゆき」。
 あー、そーいう意味でミックスなのかな?って思っちゃいましたよ。

 私「みゆき」は全然好きじゃなかったんですが(ラブストーリーが苦手なので)。
 ストーリーは好きじゃなくても、この人独特の「間」はやっぱり好きで。
 結局友人に借りて全巻読みました。
 
 コレもやはりそうですね。
 「間」で読ませる。
 必要最小限のセリフで、話が進行していく。
 絵の安定感もさすがです。
 
 話自体は。
 まだ、それほど吸引力が発揮されてないですね。
 雌伏の状態ですね、主人公達が。
 もう少し巻を重ねて、話が動き出して。 
 本当に面白くなるのはそれからだと思います。
 だからまた、2巻、3巻と買って読むんだろうなー私も。
 
 ところで。
 私、アニメの方の「タッチ」は観てなかったんですが。
 名場面集とかでよく紹介される、達也が告白するあのシーン。
 あれは初めて見た瞬間、
 「あっ! なんで電話なんかでゆーてんねん!」
 と怒ってしまいました。
 達也が南にあの言葉を言うのに、電話なんかで言うわけがないでしょ~!
 なんで原作と変えたのかな?
 でもまぁ、漫画とアニメは別個の作品ですから。
 通して観ているわけでもないし、怒るのは筋違いかもしれませんが。

 ところで。
 音美のセリフ「よそう、また夢ンなるといけねえ」ってのは。
 人情落語「芝浜」からです。
 拾った四十二両の大金がもとで足を踏み外しかけたところを、おかみさんの深い考えによって救われ、やがて大店のあるじとなった魚屋さんの物語。
 いい話です。
 
 あだち充さんの作品で私が一番好きなのは(文句なしの名作である「タッチ」は別格として)、「虹色とうがらし」(小学館)。
 江戸時代(に似たどっかの惑星の時代)を舞台とする7人きょうだいの物語。
 これはお勧めです。きれいに完結してるし。

 ところで。
 私はあだち充さんより、お兄さんのギャグ漫画家、あだち勉さんの方を先に知ったんですよね~。
 私より何年か上の学年のですが、学研の「中1コース」だか「中2コース」に「2軍の3ちゃん」ってギャグ漫画が連載されてて。
 野球を知らなくても面白くて、小さい時に読んだから強く印象に残ってます。
 その中で作者について「兄はギャグ、弟はシリアス」とか「兄より弟の方が人気ががある」とか、よくネタになってました。
 それで名前を覚えたところで、友人に「ああ青春の甲子園」「ナイン」を借りて読むようになり、その後「タッチ」を初めて読んだ時には設定から真っ先にあだち勉さんのことを思い出したのでした。
 あだち勉さんは、2004年に56歳で他界されたそうです。
 ネットで見てみたところによると、「実録あだち充物語」というギャグ漫画作品があるとか。
 めっちゃ読みたいけど単行本化はされてないのかな...。

 

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コメント(2)

以前アニメのスタッフの方になぜ最後の告白をああいう形に変えたのか尋ねたことがあります。
返ってきた答えは「あの方がアニメ版タッチらしいと演出部が判断したから」でした。

コメント、ありがとうございます。
そうなんですか、「あの方がアニメ版タッチらしい」から…。
なるほど…。
いやなるほどというか(笑)も~少し具体的に知りたいところですが、やはりアニメ版を通して観ていないとわかりにくいのかもしれませんね。
スタッフの方から直接きかれた貴重な情報を教えていただいて、ありがとうございました。

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プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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