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ドカベン水島氏×スラムダンク井上氏のBIG対談~少年チャンピオン41号~

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対談.JPG 「弱虫ペダル」(渡辺航著、秋田書店)の外伝、「SPARE BIKE」第1話「巻島裕介」の完結編が載ってた週刊少年チャンピオン41号。
 この号って「ドカベン」大特集号で、BIG対談として水島新司さんと井上雄彦さんの対談が載ってたのが興味深かったので、紹介します。

 お2人の写真、初めて見ました。
 水島新司さんはメガネをかけて無造作な感じに髪を分けて、まるで気さくな大学教授みたいな雰囲気。
 井上雄彦さんは...スキンヘッドにヒゲの強面、でも満面の笑顔。まるで気さくな...何だろう。
 
 いまだ「ドカベン」をちゃんと読んでいない私ですが(「あぶさん」はビッグコミック誌上でしばらく読んでました。カッコい~ですよね)、絵を見るたびにやっぱベテランの人の絵はいーな~と思います。
 水島さんは御歳73歳。
 井上さんは...あ! 私と同世代でした。
 
 対談で印象に残った言葉。

水島「僕はとにかく体調悪かったりしてもアトリエに入ると治るんです」
井上「えっ、本当ですか? 僕は全く逆で、一時期仕事場に行くと具合悪くなって、だめだぁと思ってました」
水島「そんなことないでしょ。漫画描いてりゃ嫌なことも吹っ飛ぶでしょ。俺、漫画描いてる時は何もいらないですよ。漫画描いてる時が一番楽しいですよ」

 う~んそうなんだぁ。
 すごいな。
 私も書いてる時が一番楽しい、時もあるけど。
 ほんっとにそのために生まれてきた、漫画を描くために生まれてきた人って、確かにいるんですね。              

井上「意識はしてなかったんですけど、主人公の桜木のキャラクターって、岩鬼に似てるんですよね。(中略)描いてるうちに、すごく自然に自分とピタッときたんですけど。最初は流川っていう、ライバルキャラクターの方が自分の中では主人公で、あまり構えずに自然に描けるキャラクターだったんです」

 そうなのか。
 「SLAM DUNK」が大好きだというと、流川ファンでしょ~とか言われますが、いえ私が一番好きなのは三井寿です。オレにはもうリングしか見えねえ。
 あーもっぺん読み直したくなってきたなー。
 私の中では、あれはいまだ未完成の作品なんですが。
 山王戦よりも凄い試合、面白い試合ってのが存在し得なくても。
 それはそれとして、桜木花道の成長の軌跡を見守っていきたいと思ったんだけど。
 
水島「やっぱり、大事なのはキャラクター」
井上「キャラクターですよね」
水島「ストーリーいらないんですよ。キャラクターを描けば、読者をつかむことができる。武蔵を追っかけて、小次郎を追っかける。それを描くことそのものがストーリーですよね。絶対そうです」

井上「始められる時にどれくらい長くとかっていうのは考えていらっしゃるんですか?」
水島「いやいや、もう出たとこ勝負」
井上「そうですよね。僕が言うのも変ですけれども、決めてたらできないような気がするんですよね。特に長い連載っていうのは」

井上「単行本は買わなくなりましたけど、最後まで読んでましたよ。明訓が負けた時も、クラス中ですごい話題になってましたし」
水島「あれは後悔したよなぁ」
井上「本当ですか?」
水島「少年漫画のヒーローが負けちゃだめ。あれは、変にリアリティを持たせてしまった。負けさせた話が載った雑誌発売の3日後ですよ。甲子園で浪商高校の『ドカベン香川』が負けたのが。描いた漫画と現実が重なって気持ちが悪かったよなあ」
井上「でも僕、明訓が負けたのはわりと好きでしたけどね。自分の作品の主人公を結構負けさせてるのも、あの辺から来てるのかもしれないです。今の読者の方が、より負けっていうのを受け入れられるんじゃないですかね」

 いろいろと、興味深い言葉が連発されてます。
 長い連載は期間を決めてるとできないってのは、ホントにそうだろうなと思います。「いきもの」ですから、物語は。
 脈を打って呼吸して、成長して、姿も形も、場合によっては性質もどんどん変わってくるんです。

 この対談って、コミックスとかには収録されるのかな?
 私、結構こういうの好きなんですね。
 いろんな人達の顔合わせによる言葉のぶつかり合いを読んでみたいなと思います。

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プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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